２１世紀。
科学万能と言われる時代にあって、我々の周囲には
いまだ解明されないままの謎が多く存在しています。
それはもちろん、三onの世界においても例外ではありません。
論理へのアンチテーゼか、
一縷の希望か。
あなたも聞いたことがありませんか。

「キャラの誕生日には自動技能が出やすい」

という噂を。



2010年　2月12日

この日は司彰錬の誕生日!!
本検証は実行の１ヶ月前から、綿密かつ完璧な計画の元に進められた。


■　計画の全貌　■

「竹簡を集めて司彰錬に渡す」
↓
「司の誕生日にまとめて一気に開ける」
↓
「自動技能がわんさか出る」
↓
うれしいね



検証当日、司彰錬のもとに各部員から幾多の竹簡が集められた。

■　最終集計時数量　■
簡素な竹簡１	51個
簡素な竹簡２	30個
簡素な竹簡３	37個
簡素な竹簡４	29個
簡素な竹簡５	40個
簡素な竹簡６	39個
謎の竹簡１	92個
謎の竹簡２	110個
謎の竹簡３	178個
謎の竹簡４	79個
謎の竹簡５	75個
謎の竹簡６	75個
上質な竹簡１	62個
上質な竹簡２	51個
上質な竹簡３	61個
上質な竹簡４	50個
上質な竹簡５	38個
上質な竹簡６	42個
凍りついた竹簡１	３個
凍りついた竹簡２	５個
凍りついた竹簡３	３個
凍りついた竹簡４	４個
凍りついた竹簡５	２個
凍りついた竹簡６	２個
砂まみれの竹簡１	54個
砂まみれの竹簡２	106個
砂まみれの竹簡３	49個
砂まみれの竹簡４	47個
砂まみれの竹簡５	53個
砂まみれの竹簡６	62個

その数、実に1529個の大開封大会となった。


22時00分

戦後の取り分について部員各位が早くも互いを牽制する中、
ついに未曾有のアホ企画検証活動が幕をあけた。
なお、開封の模様は衛星を通じて各部員にLIVE配信された。

凍りついた竹簡、
砂まみれの竹簡、
上質な竹簡、
簡素な竹簡。
順調に開封作業が進められていったその時、
審査員席から待ったがかかる。

「なんか違う。」


そうだ。
確かに自動技能はちょくちょく出てはいるが、
そのどれもが、需要の低いものばかりであった。
ただちに協議となる三頭猟戌一同。
この先に控える主役、謎の竹簡は無駄にできない。
自動GETの確率を左右する何か、
それを見つけない事に、明るい明日は無かった。

「音楽・・・か？」

誰かが言った。
この時、司の配信していたのは映像だけではなく、
それに被さる形でBGMも流れていた。

「それだ!!」
「なるほど選曲か!」
「曲が悪かったんだね!!」

狂っていた。
都市伝説の解明に挑戦した者達が、
追いつめられた境地ですがったのは、
別の都市伝説だった。


謎の竹簡の開封。
司はBGMを変えた。
確かに何かをたぐり寄せた感覚に一同が息をのむ。
流れてきたのは「スネ夫のテーマ＠ドラえもん」である。

そして、次の瞬間。




「付与でたーーーー!!!!!!!!」

喜びに沸く部員一同。
この瞬間、骨川は三頭猟戌の絶対神の座についた。

「やっぱスネ夫だね!」
「スネ夫ありがとう!!」
「悪いけどこの付与は１人分なんだ。」←正論


そして開封はついにその最終章、
謎の竹簡２へと向かった。
ご存知の通り、露店では常に最高額をつけるレア技能、
「強力」の眠る竹簡である。
既にスネ夫のテーマは終わっている。
これ以上の幸運を演出するサウンドはあるのか。
「じゃあ、謎竹２を開けるね。」
司が簡易スロットに入れた竹簡をクリックし始めた、
その時。

パンチンゴー
ガンホンチー
ペンチョッ　ヤッサンチ〜〜♪

「ジャッキー・チェンだあぁぁぁ!!!!!!」

全部員が泣いた。
「英雄故事＠ポリスストーリー」である。




ご覧いただけただろうか。
ネタ切れ数個前で奇跡の引きであった。



かくして、都市伝説「誕生日は自動技能が出やすい」に対する
三頭猟戌の検証・・・というか挑戦は終わった。
最終的に入手した自動技能は以下の通りである。

■　結果発表　■
解呪	１個
治癒	１個
心眼	１個
錬気	１個
豪腕	２個
破甲	１個
復讐	１個
反抗	１個
気力回復改	１個
知能改	１個
復興力	３個
急速改	１個
敬遠	２個
生気	１個
強壮改	３個
付与	２個
強力	１個

この結果が閲覧諸氏からどのように受け取られるのか、
それはわからない。
ただひとつ、実際に挑戦した立場から言葉を発するとすれば、


音楽には気を使え。


ということである。